お正月飾りはいつからいつまで飾る?飾りの意味とは?

お正月飾りと言えば
「門松」「しめ縄」「しめ飾り」「鏡餅」など
いろいろと種類がありますね。

最近では
とてもおしゃれなデザインや可愛らしいもの
キャラクターがついているものもありました。
若い世代に向けた飾りだったり
フリマや手作りのアプリでも沢山売られていました。

売られているのは11月下旬から12月末。

今回は、お正月飾りについての記事をご紹介させて頂きます。

目次

お正月飾りの由来とは?

日本ならではの昔ながらの風習で
お正月にはお正月飾りをします。

新しい年が来ることを祝う意味はもちろんなのですが、お正月には「年神様」と呼ばれる神様が各家庭に訪れると言われています。宗教に関係なく、その年の「福」や「徳」を司る「歳徳神」や「ご先祖様の霊」「穀物の神」と神といくつもの神様がひとつになって、民間信仰として伝えられてきたものだとされています。

門松を飾る意味とは?

正月飾りの中でも
もっとも目立つ門松の飾り。
この門松は「年神様」がその家に尋ね入るにあたって目印とされています。

年末年始の縁起物

  • 1年中落葉しない「松」
  • 成長が早く生命力の強い「竹」
  • 新春に開花する「梅」

門松と言えば竹で立てたものを良く見かけますが、地域によっては、松の枝に水引をかけたり、紙に門松の絵を印刷したりとその地域ごとに違います。

しめ飾りを飾る意味とは?

家の門や玄関に飾られるしめ飾り。
神社のしめ縄と同じように
しめ飾りは、神様が宿る場所の印であり、災いや厄を祓うものです。

わたしが伊勢地方に出向いたとき気づいたのは
1年中しめ飾りをつけていたことに不思議に思い、調べてみたことがありました。

伊勢地方で1年中しめ縄飾りをする理由は
地域の言い伝えが関わっているようです。

「蘇民将来(※1)の子孫と書いて、茅の輪を門口に飾れば、子孫代々、病を免れる」

(※1)蘇民将来とは?
1.「備後風土記」に見える説話の主人公の名。貧窮の兄と富裕の弟とがあり、神が宿を求めたとき、弟は応ぜず、兄の蘇民将来は宿を貸してもてなした。その報いとして、弟の子孫はほろぼされ、兄の子孫は疫病を免れることになったという。現在各地の神社などで行なわれる茅(ち)の輪くぐり行事の由来譚になっている。

2.疫病除けのための護符。家々の門口に「蘇民将来子孫の宿」と書いて貼ったり、木製六角形の棒に「蘇民将来」などと書いて、社寺小正月に分与したりする。蘇民守り。《季・新年》 〔文明本節用集(室町中)〕

日本国語大辞典引用

鏡餅をお供えするの意味とは?

年神様へのお供え物となる鏡餅。
大小の2つを重ねることで、月(陰)と日(陽)を表しているとも言われています。

他にも、幸福と財産(福徳)が重なって縁起が良い。円満に歳を重ねられるという意味合いも込められています。

鏡餅の「鏡」は昔の鏡に由来します。
昔の鏡とは丸い形の銅鏡。
三種の神器の一つでもあり、日の光を反射し太陽のように光ることから、太陽の神とされる天照大神に見立てられ、神様が宿るものとして考えられるようになったようです。
そこで稲の霊が宿った神聖なものとして神様に捧げられる餅を、神様が宿る丸い鏡に見立て「鏡餅」と呼ぶようになり、歳神様の居場所(依り台)としてお正月にお供えするようになりました。

お正月飾りはいつからいつまで飾る?

お正月飾りはいつから飾る?

お正月飾りは正月事始めと言われている
12月13日以降大掃除を終えた
12月28日までを目安に飾りましょう。

また、飾ることを避けたい日があります。
12月29日「二重苦」「苦松(待つ)」
12月31日「一夜限り」葬儀を連想させる
昔からの習わしで避けた方が良いとされています。

12月13日以降12月28日の中の
縁起の良い日に飾りつけをしたいですね。

お正月飾りを取り外すのはいつ?

「門松やしめ飾り」は、松の内が過ぎたら片付けるとされています。
地方によって片付ける時期は異なります。

東北や関東、九州など多くの地方では、1月7日
関西地方を中心にしたエリアは、1月15日
また1月20日の二十日正月まだ飾るところもあります。

「鏡餅」は、鏡開きの1月11日まで飾っておくことが一般的です。
こちらも関西では1月15日、20日に鏡開きをするところもあるようです。

お正月飾りは来年も使えるの?

お正月飾りは、再利用はせずに毎年新調します。

門松としめ縄を取り外した後は
全国各地で行われる「どんど焼き」
「お焚き上げ」などに持っていき
今年のお正月の区切りをつけましょう。

燃やす習慣のない地域では
お塩で清めて新聞紙にくるんで
燃えるゴミとして捨てるとよいでしょう。

処分する際にはプラスチックや金属部分など
取り除くのを忘れないようにしたいものです。

おわりに

お正月は新年の始まりの大切の行事です。

お正月のお飾りの意味を知り
自分がどう扱いたいか
どう過ごしていたいか
昔ながらの伝統を大切にするお正月。
自分と向き合える大切な時間でもあります。

どうぞ素敵な一年をお過ごしくださいね。

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この記事を書いた人

「かこぷブログ」管理人かこぷと申します。アラフィフシングル女子。人生はいばらの道。それでもまた夢に向かって歩きだしています!よろしくお願いします!

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