熟年離婚が多くなっていると
言われている世の中ですが
熟年離婚をすることは
本当に幸せなことなのかな?
人生は一度きりです。
だからこそ
我慢してこれからも
一緒の生活していくのが嫌。
配偶者の両親の介護をするのが嫌。
一緒のお墓に入るのが嫌。
定年後共に暮らしていけるだろうか?
ストレスや我慢から解放されたい。
離婚に至る理由は沢山あると思います。
それでも一度立ち止まって
考えてくださいね。
離婚にしようと決断したとき
離婚に向かった道が開かれるはず。
円満な離婚の秘訣ってある?
離婚に向かうまで
わたしは熟年離婚をしました。
本音をいうと
まさか離婚するとは
思ってもいなかったんです。
ずっとこの生活が続くんだろうなと
思ってたのです。
ママ友や友人達が集まると
必ずと言っていいほど
話題になることは
旦那様に対する不平不満(笑)
「離婚したい。」
中には素直に口に出す方もいたり。
ただ
どんなに不平不満があったとしても
実際、
行動に出す人はいませんでしたけど。
周りがどうであれ
「うちに離婚はないだろう」
不満があったとしても
ずっとこの生活が続いていくんだろうな。
一人になる気など
考えてもいなかったのです。
もちろん
離婚を意識したことは何度もありました。
「もう・・・無理・・・」
何度そう思ったか数えきれません。
一番初めは、
確か結婚して次の日なんです(笑)
なんで結婚しちゃったんだろう…ってね。
「結婚」の二文字は
紙切れ一枚の話。
されど
人生の中でとても大きい出来事。
わたしが人生の多くを過ごした
昭和の時代では
「クリスマスまでには
結婚しないと売れ残る」
なんて口々に言ったものです。
クリスマスとは25日。
そう・・・
25歳まで結婚しないと売れ残っちゃう・・・
そんな焦りがどこかにあったんでしょうね。
到底、ラブラブとは
無縁の結婚生活でした。
それでも結婚を決めた理由は
一緒に笑いあえる人だったということ。
とても気楽でした。
だからこそ離婚するとは
思ってなかったんですよね。

離婚しようと決意した理由
離婚の理由は
人それぞれあると思います。
何年も何十年も連れ添っていくことで
良いところばかりじゃなくて
嫌なところだって見えてくるのは
当たり前のこと。
だって
他人なんだから仕方ないんだよね。
自分と100%同じ気持ちである人なんて
いないのだから。
わたしの場合
離婚という道を選択することになった理由
それは
紛れもなく「お金と相手の実家」が原因でした。
よくある話ですけど。
切り替えが早いと言われている
わたしでしたので
嫌なところは
目を伏せて
なんとか上手くやってきた25年。
それでもストレスが溜まってしまい
喧嘩する理由は
いつも決まって
「お金の問題と実家の問題」でした。
わたしなりに
自分の実家と相手の実家と
分け隔てなく
尽くしてきたつもりだったんだけど
中々そう上手くはいかなもんだよね。
必死で可愛がられようと頑張った20代。
子供のことで忙しいし
とりあえずイベント時の
プレゼントは忘れない30代。
いくら頑張っても
報われなくて疲れ果てた40代。
そして40代に半ばにTHE END。
という具合です。
受け入れて貰えないなと感じたときから
頑張る気力が沸かなくなりました。
そして
わたしももう
受け入れてもらいたいという気持ちが
なくなってしまったんだと思う。
嫁として認められようとすることに
疲れ果てちゃったんですよね。
離婚の大きなキッカケになったのは
相手の父のお葬式の場面で
わたしと
わたしの両親の席がなかったこと。
辛く悲しいものでした。
終わりのブザーがなって
幕が下りた感じがしました。
こんなにも
相手の実家に受け入れて貰えてなかったのかと
かなり落ち込みました。
わたしの両親にも
申し訳なくて頭をさげました。
「もう、無理。離婚しよう」
★ 熟年離婚とは ★
一般的に、婚姻関係が20年以上の
夫婦の離婚のことを「熟年離婚」と
呼びます。
50代くらいの夫婦の離婚を指すとも
言われていますが
定義は明確ではありません。

羨ましがられる意味
お金の問題もあったので
これ以上わたしが
頑張ることはやめよう。
そうこころに誓った瞬間から
「離婚」への道が開かれ
ダッシュで事は進み始め
親兄弟・親戚・友人達もビックリしてました。
誰もわたしが「離婚」という言葉を出すなんて
考えてもいなかったから尚更ですよね。
友人達は口々に言う
「離婚できる人は
やっぱり離婚できるんだね」と。
「わたしなんて離婚したくても
離婚を承諾してくれない」と
羨ましがる人も何人かいました。
羨ましがられているようで
自分は一人じゃないんだからと
なんとなく自慢気な感じなんですよね(笑)
あ・・・わたし性格悪く
なっちゃったのかなぁとか
思っちゃったこともありました。
ホントは離婚って
羨ましがられることじゃないから。
大きな一歩は簡単じゃないから。
大きな一歩を踏み出せない友人達。
そして
ずいぶん前の
わたしもきっと友人と同じ感じだったしなぁ。

熟年離婚の不安と誓い
熟年になってからの離婚は
若い頃よりも
不安が大きくなると思います。
経済的なことだったり
子供のことだったり
老後のことだったり
介護のことだったり。
行動に移すことができる人って
勇気がとても必要となります。
不安を消し去るほどの
大きな勇気。
けど
大きな勇気を振り絞り
いま一人になったとしても
わたしは後悔などしていません。
こころから
「離婚して良かった」
と思っています。
得られたものは
自由と
憎悪だらけの世界から
抜け出したこと。
あんなにも
苦しい辛い思いを我慢してきた人生に
さよなら。
自分なりの幸せを
これからは掴んでいきたいのです。

おわりに
熟年に入ってからの離婚は
とても大きな決断です。
経済的にも
メンタル的にも
体力的にも
とても大変なことです。
メリットは沢山思いつくかと思います。
自由になれて幸せになれる。
しかし
デメリットは
見落としがちになってしまいますから
気をつけないとですね。
人生は一度きり。
悔いても楽しんでも
同じ人生です。
どうせなら楽しんでいきたいものですね。
